STORES(ストアーズ)

STORES(ストアーズ)の決済手数料は?BASEとの比較、口コミ評判、デメリットを解説

ネットショップを構築するサービスを探しているあなたは、次のような疑問を持ってはいませんか?

  • 自分の提供するものにあったネットショップサービスには何がある?
  • 販売予約や定期販売ができるものは?

このようなことで悩んでいるなら、STORES(ストアーズ)がその課題解決を手助けしてくれるでしょう。

この記事では、

  • STORES(ストアーズ)の特徴
  • 決済手数料や類似サービスである「BASE」との比較
  • STORESの活用事例と口コミ評判、デメリット

といったことを解説します。

通販サイトを作るサービスには、提供する商品やサービス、事業規模によって向き不向きがあり「選び方を間違った…」という失敗も考えられます。STORESがあなたのビジネスに合っているかどうかを知っていただくため、数分時間を作って最後まで読んでみてください。

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STORES(ストアーズ)とは?その特徴3つ

ネットショップを作るためのサービスはいくつもありますが、STORESにはどんな特徴があるか知りたくないでしょうか?特に知っておいていただきたい3つの特徴をご紹介します。

1.テンプレートは48種、デザインを拡張する機能もアリ

STORESでは、標準で48種のテンプレートが準備されていて、「ネットショップ作りは初めて」という方に嬉しいサービスです。トップページに表示するストアロゴ(テキスト)も、いくつもあるフォントから選ぶことができ、ショップイメージに合うものを使うことが可能です。

レイアウトも、まるでブログを作るように「選ぶだけ」でOKですので、素早く自分のショップを構築したいときに便利です。デザインをより引き立たせたり、ショップ・商品の告知をするためのシール/ランキング/告知ボードといった拡張機能もありますので、よりオリジナリティを出したいときに便利です。

2.予約販売・定期販売や再入荷リクエスト、電子チケットにも対応

STORESのふたつ目の特徴は、「予約販売」「定期販売」「再入荷リクエスト」「電子チケット」にも対応している点です。ハンドメイド作家の方の場合、仕入れや製作時間の都合で、予約販売にしたいと感じることもあるでしょう。

手元にある個数がすぐに売り切れるほど人気なら、再入荷リクエスト機能で「再入荷したら教えて欲しい」という買い手の希望を取りこぼすこともありません。また、商品の特性によっては、頒布会のように定期的に商品販売したいというケースもありますが、STORESには定期販売機能も用意されています。

ワークショップを開いている方の場合、電子チケットを販売したいものですね。STORESは、このいずれのニーズにも応えてくれます。

3.売上額を最短翌日入金、「スピードキャッシュ」が使える

急に売上金を手にしたくなったときのため、STORESにはオプションサービスとして「スピードキャッシュ」というものがあります。通常、STORESでは月末締め+翌月末振込ですが、「仕入れをしたい」「作品制作のための資金が欲しい」というときのためにスピードキャッシュを準備しています。

月末締めという点は変わりありませんが、翌月の任意の日に申請をすると、最短で翌日に売上額が振り込まれますので、「早めに入金してほしい」というときに便利です
※手数料がかかります
※利用には条件があります

そもそも、ショッピングカートASPってどんなサービス?

ショッピングカートASPは、ネットショップを構築するための便利なサービスです。通常、サーバー契約をしたり、専用システムをインストールしたり、デザインやプログラミングしたりしなければなりませんが、ショッピングカートASPならそのような手間や大きな費用がかかりません

ASPカート比較や、ショッピングカートごとの違いについては以下もご覧ください。

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ショッピングカートASP

STORES(ストアーズ)のプランと機能

ここでは、STORESのサービス内容を見ていきましょう。あなたの求める機能をSTORESに備わっているか、費用はいくらか確認してください。
※特に記載のない場合、月額
※いずれのプランも、初期費用は無料

フリープラン/無料

【機能】


テンプレート48種/デザインエディタ(HTML編集)/シール/アイテム登録無制限/アイテム写真1つ15枚/電子チケット/定期販売/ダウンロード販売/予約販売/まとめ割引/販売期間の設定/購入個数の制限/各種決済(クレジットカード・コンビニ決済・キャリア決済・銀行振込・PayPal/翌月払いのPaidy・楽天ペイ)/メルマガ配信/ニュース作成/クーポン/再入荷へのリクエスト/Instagram販売との連携/WEAR連携/note for shopping連携/倉庫サービス/アイテム一括登録/配送情報の一括登録/オーダー内容CSV出力/納品書のPDF出力/Instagramとの画像連携/LINEとの連携/顧客管理/お問い合わせ機能/FAQ/レビュー/告知ボード/送料詳細設定/配送先別指定/英語対応/年齢制限/シークレット販売/Google Analytics/広告用タグ/SSL対応/PCとスマートフォンに対応


  • 決済手数料は5%
  • 振込額が1万円以上の場合、振込手数料275円が必要
  • 振込額が1万円未満の場合、振込手数料275円+事務手数料275円が必要

スタンダードプラン/2,178円(税込)

【機能】

上記フリープランに加え、以下機能がプラン内で利用可能です。


決済方法(代引き・Amazon Pay・決済手段のカスタマイズ)/品番の管理/在庫数の一括更新/送り状データCSV出力(ヤマトB2クラウド)/アクセス解析/独自ドメイン/サービスロゴの非表示


  • 決済手数料は3.6%(Amazon Payは4%)

BASE(ベイス)とSTORES(ストアーズ)のサービス・料金・手数料比較

STORESに似たショッピングカートASP(ネットショップ作成サービス)には、BASEがあります。BASEについては以下の記事で詳細を解説していますので、よくわからないという方はご覧ください。

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BASE(ベイス)

STORESとBASEの違いを比較表にまとめると以下の通りです。

サービス名STORESBASE
月額料金・無料
・2,178円(税込)
無料
決済手数料・無料プラン→5%
・2,178円プラン→3.6%(Amazon Payは4%)
売上額の6.6%+40円

STORESもBASEもどちらかというと、個人事業主から小さな法人をターゲットにしたネットショップ構築サービスである点は同じです。機能は正直大きな違いはありません。

BASEは月額費用は完全無料としているため無料でできることが豊富です。その分、決済手数料は売れれば売れるほど、STORESと比較すると痛手となってくるでしょう。

STORESは有料(2,178円(税込))のプランにすることで、決済手数料3.6%に下げることができます。

これらを総合すると、「趣味の延長で気軽に立ち上げたい」「初心者だから売れるか不安」という方はBASEがおすすめ「ある程度の副収入を見込んでいる個人事業主」「事業としてしっかりやりたい(実店舗が通販事業を立ち上げる場合など)」という場合は、STORESが手数料が安く済みおすすめです

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STORES(ストアーズ)の使い方

では、実際にSTORESの使い方をご説明します。まずは利用申し込みから初期設定までを行いましょう。

  1. STORESトップページにある「まずはアカウント作成」をクリック、必要な情報を入力
  2. アカウントが作成できたことを確認、STORESトップページからログイン
  3. 特定商取引法に関する情報を登録する
  4. 販売したいものの画像や説明文、個数を登録する(CSV形式で一括登録も可能)
  5. テンプレートを選び、必要ならHTML編集する
  6. 送料を設定する(都道府県別/アイテム別)
  7. クレジットカード決済を利用したい場合、ログイン後に現れるダッシュボードから審査申し込みをする
  8. Amazon Payを利用したいときは、個別にAmazonに審査を申し込む
  9. ダッシュボード「ストア設定」内の「公開ボタン」を公開に切り替える

  • クレジットカードやAmazon Pay以外の決済方法であれば、審査結果を待たずに販売を開始可能
  • ネットショップ開設や各種設定、トラブルへの対応方法までのサポートは「よくある質問」を参考に
  • ショッピングカートASPについてのこと、STORESの使い方や導入したユーザーへのインタビュー、ネットショップ運用のコツは「STORES Magazine」で

ネットショップ(ECサイト)を立ち上げるまでは、多くの手順を踏まなければなりません。ただ、STORESは基本的な設定がいくつかのステップで完了すること、ワンパッケージ内で利用できる機能が多く運用開始までの手間暇が少なく済むことが魅力的です

土日祝日以外の10:00~18:00までは新規利用者向けのサポート窓口(電話)が利用できますので、各種設定でつまづいてしまったときは相談も可能です。

STORES(ストアーズ)のメリット

STORESのメリットは、月額費用が無料、もしくは2,178円(税込)と安価なところです。また、STORESと比較されやすい安価なショッピングカートASP「BASE」との違いですが、上でもご紹介しましたように売上が発生したときの手数料が安いところもメリットです。

どの端末でも最適な表示ができるレスポンシブ対応テンプレートが48種類もあり、特にデザインにこだわりがないときはデザインの設定だけでページが作れる点も嬉しい点でしょう。フリープランでも利用者の多いSNSとの連携が可能ですので、集客もしやすい点も嬉しいポイントです。

既に他の通販サイトサービスや、ECモールを利用していて、STORESに乗り換えたいというときは無料で相談に応じてくれますし、定期的にウェビナー(オンラインセミナー)を開催していますので、サポート面でも安心です。

STORES(ストアーズ)のデメリット

STORESには、特別大きなデメリットはありません。

あえてデメリットをピックアップするなら、フリープランの場合、ページにSTORESのロゴが表示される、独自ドメイン設定ができない、送り状データCSV出力ができないという点です。ただ、このデメリットは月額2,178円(税込)のスタンダードプランを利用することでカバーできます

「毎月1万以上のショップが開設されている」という点を踏まえれば、STORESに大きなデメリットはないと理解できるでしょう。

STORES(ストアーズ)の運営会社概要

では、STORESを運営する企業の概要も見ていきましょう。

  • 会社名:ヘイ株式会社
  • 代表者名:佐藤裕介
  • 資本金:1億円
  • 従業員規模:不明
  • 所在地:東京都渋谷区東3丁目16番3号エフ・ニッセイ恵比寿ビル4階
  • 設立年月日:2012年3月

STORESを運営するヘイ株式会社は、経済活動を「たのしみ」にしたいという考えを持っています。そのモットーをベースに、「楽しいモノ・コトが、それを本当に必要としている人々をつなぎ、気持ちの良い世の中になればいい」と、STORESをリリースしました。

2020年4月、それまで「STORES.jp」として提供していたショッピングカートASPに、事業者向けの決済サービス「Coiney(コイニー)」を統合、サービスをより利用しやすくしてリブランドしています。この統合で、大手のECサイト構築だけでなく、中規模・小規模の小売り業者にも使いやすいサービスとなり、今の地位を築きました。

STORES(ストアーズ)の導入事例

ここまでのご説明を踏まえて、実際にSTORESを利用しているショップの事例を見てみましょう。どのショップも、オリジナリティのあふれる商品やサービスを提供しています。

  • TENT(インテリア・文具・キッチン用品セレクトショップ)
  • TCBJeans(ビンテージデニムを再現した商品の製造販売)
  • KENT HAT(オリジナル帽子の制作販売)
  • 山芳製菓株式会社(菓子製造販売)
  • NODD(アパレルストア・デザインの一部を障がいを持つ方に依頼し、収益の一部をチャリティーに)
     その他事例

お菓子のヒット商品を抱えるメーカーから、オーダーメイド品を取り扱うショップにいたるまで、STORESが対応できていることがわかります。それぞれに商品に込めた思いの伝え方、顧客とのコミュニケーションの取り方があり、ブランディング活動をしています。

一つひとつに手間暇や想いのこもったもの、ハンドメイド品に関心を持つ人が増える今、ショップオーナーはアイテムのアピールをするのにSTORESが適していると考えているようです

STORES(ストアーズ)の口コミ評判

STORESを使って、ネットショップを立ち上げて運営しているユーザーはどんな感想を持っているのでしょう。また、サイト構築や運営の提案をしている人たちは、STORESをどう捉えているのでしょう。

実際に利用しているユーザーの声からは、「個人事業主規模で便利」で「予約販売がありがたい」ことが特に便利なことが読み取れます。既にWordPressで運用している公式サイトがある場合でも、タグを挿入するだけでそのサイトがECサイトになるという使い方も運用の手間が省けてよいのではないでしょうか。

STORES(ストアーズ)について、おさらい

STORESは、安価なサービスですが機能が多く、各種手数料が安いという面で魅力的です。ECサイト構築に関するツールの中でも、特に利便性が高いといってもいいでしょう。

ただ、カスタマイズする機能は持っているものの、どちらかというと簡易なものですので、「自社のカラーを強く押し出したい」というケースには不向きなこともあります。とはいえ、まずはネットショップを作ってみたい、というときはSTORESのアカウントをひとつ作り、月額料金無料のフリープランを試してみるのもひとつの方法です。

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