- 自宅や外出先でもFAXの送受信ができるようにしたい
- FAXのコストカットをしたい
こんな課題をクリアするためには、MOVFAX(モバックス)が役立つ可能性があります。MOVFAXを含めたインターネットFAXサービスは、スマホやパソコンでFAXの送受信ができるため、使う場所を問いませんし、FAX機器やインク・紙のコストが必要ありません。
この記事では、
- MOVFAX(モバックス)の特徴
- MOVFAX(モバックス)の利用料金と機能
- MOVFAX(モバックス)の口コミ評判
といったこと全般をご説明します。
従来のFAXに不満を持っていたり、より便利なFAX運用方法がないかと考えていたりする方は、ぜひ少し時間を作って最後まで読んでください。MOVFAXが課題解消してくれるかどうか、理解できます。
MOVFAX(モバックス)とは?その特徴3つ
はじめに、MOVFAXの特徴を知っていただきたいと思います。MOVFAXならではの点を知れば、貴社の課題を解決できるかがわかります。
1.受信したFAXのフォルダ分けが可能
MOVFAX(モバックス)の大きな特徴は、「受信FAXをフォルダに格納できること」です。
プランにより異なりますが、「フォルダ作成(受信リストからドラッグ&ドロップで移動)」「受信FAXを自動振り分け」のどちらかが可能です。どちらにせよ、受信したFAXが紙の状態でトレイにどんどん積まれていく、見落としで受け取るべき人(部門)に渡せない、といった失敗を予防できます。
受信FAXは、「どこからのものか」「何枚か」「受信日時はいつか」を一覧でチェックもできます。「マイフォルダ」は、紙で受信したFAXの受け渡しにまつわるヒューマンエラーを防ぐために、便利な仕組みです。
※自動振り分けはプレミアム版のみ
2.ペーパーレスに不可欠な「スタンプ機能」あり、スマホでも利用可
近年進み続けるペーパーレスですが、MOVFAX(モバックス)なら「スタンプ機能」でより積極的に取り組めます。
従来のFAXは、受信したものは紙にプリントされますが、MOVFAXの場合、PC画面で内容を確認できるうえ、スタンプや文字、図形を挿入できますので、いちいちプリントアウトする必要がありません。
「上席の印鑑が必要」「ロゴを入れたい」「修正用にテキスト入力したい」といったシーンで有効に働きますので、さらにペーパーレスを推進することができます。これは、スマートフォンでも利用できますが、MOVFAX専用のスマホアプリはなく、スマートフォンのブラウザで行います。
3.受信リストで「ステータス管理」がしやすい
MOVFAX(モバックス)でFAXを受信すると、リスト表示され、それぞれに「既読」「未読」「処理済」「未処理」といったステータスを任意で登録できます。
インターネットFAXサービスは、現物の「紙」を見ない分、きちんと内容を確認したか、必要な人に渡ったかのチェックが難しくなるシーンがあります。その点、MOVFAXなら、ステータス管理機能で「見落とし」「渡し忘れ」といったミスを最低限に抑えることが可能です。
そもそも、インターネットFAXってどんなもの?
インターネットFAXとは、ネットを通じて、パソコンやスマートフォン、タブレットでFAX送受信を可能とするサービスです。
FAX機(複合機)の前にいなくてもいいですし、ペーパーレスの推進にも役立ってくれます。そのうえ、在宅ワーク(リモートワーク)へも活用できますので、近年特に注目されています。
インターネットFAXのより詳しい説明や、インターネットFAX比較については、次の記事を参考にしてください。
FAXにかかるコストを削減したい 急遽、ファックスの利用が必要になってしまった テレワークに使えるインターネットFAXは?あなたはこのような悩みや疑問をお持ちではないでしょうか?インターネットの普及により[…]
MOVFAX(モバックス)のサービス詳細と利用料金、使い方
では、MOVFAX(モバックス)の具体的なサービス内容や料金といったことをご紹介します。他のインターネットFAXサービスとどう違うのでしょう。
※特に記載がない場合、税込み
MOVFAX(モバックス)の料金プランや機能
MOVFAXには、「スタンダードプラン」と「プレミアムプラン」とのふたつがあり、それぞれ利用できる機能に違いがあります。
登録手数料</h4>
- 1,100円(各プラン共通)
スタンダードプラン:1,078円/月
- FAX受信1,000枚まで無料/1,001枚から8.8円(1枚あたり)
- FAX送信2枚ごとに8.8円
機能
FAX受信メール通知/FAX送信リトライ/イメージ編集/マイフォルダ作成/検索/サムネイル表示/ID1つ
プレミアムプラン:4,378円/月
- FAX受信1,000枚まで無料/1,001枚から8.8円(1枚あたり)
- FAX送信2枚ごとに8.8円
機能
FAX受信メール通知/FAX送信リトライ/イメージ編集/マイフォルダ作成/検索/サムネイル表示/ステータス管理/ID5つ/FAX自動振り分け
共通オプション
- 市外局番(東京03・大阪06・神奈川045):月額110円
- サブID追加:5ID単位1,100円/月
契約(本人確認)・解約・支払い方法
- 公式サイトの申し込みページに、利用者情報やクレジットカード情報を入力
- 登録メールアドレスにIDとFAX番号、パスワードが送られてくる
- メールでの認証コードで確認後、すぐに利用可能
- 解約したいときは、ログイン後の画面「メニュ→その他→解約」で手続き完了
※最低契約期間:2カ月(申し込み日を含む1カ月を含め)
※支払い方法はクレジットカードのみ(一部のデビットカードも可)
MOVFAXでの送信と受信内容確認方法・マニュアル確認方法
MOVFAXの送信方法
- 契約
- パソコンで公式サイトからログイン
- 送信/受信に関する各種機能の設定
- 画面のフォームに送りたいデータとFAX番号をセット
- 送信予約も可能、送信前なら予約の取り消しも可
MOVFAXの受信したFAX確認方法
- MOVFAXログイン
- 受信したFAXはリスト表示、開きたいファイルのアイコンをクリックして閲覧/ダウンロード
- 必要に応じてステータス設定/スタンプ・編集
MOVFAX(モバックス)で使えるファイル形式
- Microsoft Word(.docx)
- Microsoft Excel(xlsx)
- Microsoft PowerPoint(.pptx)
- TIF
- JPG
※Microsoft WordやMicrosoft Excelを送信するときは、手動でPDFに変換しておく
MOVFAX(モバックス)は、他のインターネットFAXサービスとほぼ同じような機能を持ちつつ、「オプションで東京/大阪/神奈川の市外局番を持てる」「A3まで対応している」「4カ月間の送受信履歴を保持できる」という点が特徴的です。
さらに、FAX-DMなど一斉送信が必要な場合、単発で利用できる姉妹サービスの「L-net Serplix」もあります。
「イベントの告知」「サービスメンテナンスのお知らせ」のように、同じ内容を多く送信したいときは、MOVFAXと使い分けるといいでしょう。
MOVFAX(モバックス)のメリット
MOVFAXのメリットは、「アドレス帳に1,000件登録できる」「未読/既読などステータス管理ができる」「スタンプやテキストをFAX(ファイル)に追加できる」という点です。
2020年から増え始めたテレワークにおいても、これらの機能はとても便利なものです。案件に関わる担当者間での情報共有や、上司の確認印、修正や注釈の追加ができますので、まるでオフィス内にいるような状況を作ることが可能でしょう。
テレワーク体制に入っても、「FAXや印鑑(押印)のために出社した」という声は多く聞かれましたが、MOVFAXを使えば、そのためだけの出社を多くの場合減らせるはずです。
MOVFAX(モバックス)のデメリット
MOVFAXには大きなデメリットはありませんが、送信が完全従量課金制であることで、毎月の支払額が上下してしまう点が少しわかりづらいでしょう。
他のインターネットFAXサービスの場合、月額利用料金に一定枚数送信費用が含まれていることもありますが、それを超えたときの1ページ当たりの送信料金が11円あたりで設定されていることを考えると、MOVFAXの「1送信2枚まで8.8円」はリーズナブルともいえます。
年間を通して比較的FAX送信枚数が少ないのなら、MOVFAXのFAX送信従量課金制は決してデメリットとは言い切れません。もしも月間のFAX送信が大幅に上下しないなら、月額利用料金内で150ページまで送信可能な「eFAX」を検討してみてもよいでしょう。
MOVFAXの(モバックス)の運営会社の概要
では、気になるMOVFAX運営会社の情報も確認してみましょう。
- 会社名:日本テレネット株式会社
- 代表者名:瀧栄治郎
- 資本金:4億2,000万円
- 従業員規模:不明
- 所在地:京都市中京区烏丸通御池下る 井門明治安田生命ビル8F
- 設立年月日:1985年11月
日本テレネット株式会社は、従業員や顧客、ビジネスパートナーとともに発展したいとの思いで「共生」を企業理念に掲げています。
その理念に沿い、MOVFAXは生まれました。企業間、企業と個人間を結ぶインターネットFAXであるMOVFAXは、まさに「共生」を体現したサービスといえるでしょう。
通信事業が自由化された1985年創業の日本テレネット株式会社ですから、これまでの知見を活かしつつ、今後も社会情勢や顧客ニーズの変化に対応しながら良いサービスの提供を続けてくれるのではないでしょうか。
MOVFAX(モバックス)を導入している主な業種
実際にMOVFAXを導入している企業の例と利用シーンを見てみましょう。
- 不動産業(取引先ごとのFAXをフォルダに自動振り分け、ステータス管理で不便を解消)
- 飲食店(店舗と事務所が別の場所にあり、すぐに確認できない課題を解消)
- 一般企業(FAXによるイベント告知とその返信FAX受信のため2カ月間契約)
- 卸売業(事務所在中のスタッフから営業への取次にタイムラグがあり、その問題を解消)
どの導入企業も、「タイムリーに受信FAXをチェックしたい」「一時的な利用のために固定回線を引く必要はないと判断した」といった理由でMOVFAXを活用しています。また、どこでもFAXの送信/受信ができるという点は、結果的にペーパーレスにもつながりますので、FAXにまつわるトータルコストを抑制するというメリットも感じているのでしょう。
MOVFAX(モバックス)の口コミ・評判
ここでは、MOVFAXに直接触れているユーザーの感想をピックアップします。どのような感想や印象をもっているのでしょうか。
新規開業するのに050PlusとMovFAXで電話番号済ませたけどなんの不都合もないです。
二つ開通するのに20分かからないし。カードだけあれば即使えるようになります。
なお基本料金は前者が月300円で後者が1000円です。
電話機とか複合機用意するの馬鹿馬鹿しいですん。— 貧弱軍曹(司法書士×ゲーム実況×DX@Youtube) (@HinjakuGunsou) April 12, 2021
うちの事務所は、電話は楽天コミュニケーションズのIP電話(スマホからもかけられるし受けられる)にした上で電話代行(CUBE)、FAXはMOVFAXなので、自宅だろうが家だろうがほぼ変わりません。違いは電話がかかってきても、アプリを立ち上げてないと鳴らないから気づかないくらい。なので基本は折り返し。
— 井垣孝之 (@igaki) April 8, 2020
movfaxでサクッと22件送信。だいぶ楽。
ワードファイルで作って、~様、御中を書き換えるだけ。
FAX番号もコピペだからコンビニで手打ちより楽です。8円/枚でコンビニ50円より安い。とりあえず初期費用1000円取られますが。別に業者の回し者じゃないですよ笑— 森宮 (@q4XSri3A2g2iKsr) October 6, 2019
1月からMOVFAX使っているが、非常に便利で、少しずつ機能が改良されている。おすすめ。競合他社サービスと違って、050番号でも発着信の不具合が生じない。
— 青鬼くん(ざんねんなおっさん改め) 0.65 (@ja6mmx) April 8, 2019
「利用できるまでのスピードが早い」「ワードから直接送信できるのが便利」「1枚あたりの送信料金が安い」といった声が目立ちますね。これらの利点は、やはりパソコンやスマホでMOVFAXを使えることの大きな利点と捉えられているのでしょう。
MOVFAX(モバックス)について、おさらい
MOVFAXは、いくつかあるインターネットFAXサービスの中でも「フォルダ作成(自動振り分け)」や「スタンプ機能(修正機能)」という点で利便性の高いものでした。
もちろん、PCやスマートフォンを使い、出先で届いたFAXをすぐに確認できるというインターネットFAXの基本的機能は押さえてありますので、サービス選びの候補に入れてみてはいかがでしょう。