- 従業員のモチベーションが上がるような人事評価を行いたい
- 人事評価を効率的に行いたい
御社ではこのような課題をお持ちではないでしょうか。
これを解決してくれるのが、人事評価システムです。
人事評価システムを導入することで、効率的な人事評価と従業員の満足度向上から離職率の低下、といった効果が期待できます。
しかし人事評価システムには数多くあり、システムによって合う合わないがありますので、よく比較検討することが必要です。
そこで本ページでは、
- 人事評価システムとはそもそも何なのか
- 人気の人事評価システム12選の比較
- 選定ポイント
について解説していきます。
読み終える頃には、人事評価システムの導入にあたって必要な知識がついていることでしょう。
人事評価システムとは?
人事評価システムとは、従業員の評価を効率的かつ適正におこなうシステムです。
従業員の評価を担う側のメリットとしては、効率的な評価や勤務時間の短縮につながります。
経営層のメリットとしては、従業員のモチベーションアップや離職率の低減。従業員側のメリットとしては適正に評価されたことによって満足度が向上するでしょう。
人気の人事評価システム12選を徹底比較
まずは、人事評価システム12選の比較表をご覧ください。
システム名 | 特徴 | 対象とする従業員規模 |
---|---|---|
カオナビ | ・社員の個性をぱっと見で把握できる人材管理システム ・多種多様にカスタマイズが可能 ・豊富な導入実績と、充実したサポート | 全ての規模に対応 |
HR Brain | ・「UI」「料金体系」「導入・運用」においてカンタン・シンプルを実現 ・評価のプロセスを見える化 ・利用人数の増加やオプション利用による課金は一切なし | 全ての規模に対応 |
CYDAS(サイダス) | ・豊富な検索方法により必要な社員を探し出せる ・直感的でわかりやすい管理画面 ・企業の環境変化に対応できる柔軟な人事評価システム | 全ての規模に対応 |
評価ポイント | ・他システムとの連携が可能 ・社員にポイントを支給、支給されたポイントは商品はお金に換金することが可能 ・Excel管理からの簡単移行が可能 | 全ての規模に対応 |
あしたのクラウド HR | ・導入社数3,000社以上 ・豊富な仕組みにより、従業員が納得のいく評価を実現 ・創業12年で培った豊富なノウハウとナレッジによるサポート | 全ての規模に対応 |
HRMOS 評価 | ・あらゆる評価方法に対応 ・豊富な機能により評価社の負担を削減 ・評価/給与/勤怠といったデータを一元管理・分析することで人材の戦略的な活用を | 全ての規模に対応 |
jinjer人事 | ・従業員一人につき300円〜という、シンプルかつリーズナブルな料金設定 ・必要に応じて親和性の高い「勤怠管理」「労務管理」「採用管理」などのシステムを追加可能 ・簡単に導入でき、簡単に利用可能なシステム | 全ての規模に対応 |
HITO Link(ヒトリンク) | ・評価プロセスをとことん見える化 ・人材データの一元管理により効果的なマネジメントを実現 ・シンプルな料金体系 | 全ての規模に対応 |
HR-Platform | ・使いやすいようにカスタマイズ可能なシステム ・作業のアウトソーシングやコンサルティングサービスも提供 | 250名以上 |
タレントパレット | ・人事に関するあらゆる課題を科学的に解決するシステム ・人事評価以外にも、採用ミスマッチの防止や離職防止が可能 | 250名以上 |
MINAGINE | ・ベンチャー,中小企業に特化した人事評価システム ・人事評価制度コンサルティングも提供 | 全ての規模に対応 |
Resily(リシリー) | ・OKRを軸にした全社の状況分析、コミュニケーション促進を実現 ・OKR導入・運用コンサルティングも提供 | 全ての規模に対応 |
上記12システムについて、以降で詳しくご紹介していきます。
カオナビ
・多種多様にカスタマイズが可能
・豊富な導入実績と、充実したサポート
運営会社 | 株式会社カオナビ |
---|---|
対象従業員規模 | 全ての規模に対応 |
価格 | 要お問い合わせ |
HR Brain
・評価のプロセスを見える化
・利用人数の増加やオプション利用による課金は一切なし
運営会社 | 株式会社HRBrain |
---|---|
対象従業員規模 | 全ての規模に対応 |
価格 | 月額69,800円〜 |
CYDAS(サイダス)
・直感的でわかりやすい管理画面
・企業の環境変化に対応できる柔軟な人事評価システム
運営会社 | 株式会社サイダス |
---|---|
対象従業員規模 | 全ての規模に対応 |
価格 | 要お問い合わせ |
評価ポイント
・社員にポイントを支給、支給されたポイントは商品はお金に換金することが可能
・Excel管理からの簡単移行が可能
運営会社 | 株式会社シーグリーン |
---|---|
対象従業員規模 | 全ての規模に対応 |
価格 | 初期費用;50,000円〜 月額費用;1ユーザー700円 |
あしたのクラウド HR
・豊富な仕組みにより、従業員が納得のいく評価を実現
・創業12年で培った豊富なノウハウとナレッジによるサポート
運営会社 | 株式会社あしたのチーム |
---|---|
対象従業員規模 | 全ての規模に対応 |
価格 | 月額45,000円〜 |
HRMOS(ハーモス) 評価
・豊富な機能により評価社の負担を削減
・評価/給与/勤怠といったデータを一元管理・分析することで人材の戦略的な活用を
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
---|---|
対象従業員規模 | 全ての規模に対応 |
価格 | 要お問い合わせ |
jinjer人事
・必要に応じて親和性の高い「勤怠管理」「労務管理」「採用管理」などのシステムを追加可能
・簡単に導入でき、簡単に利用可能なシステム
運営会社 | 株式会社ネオキャリア |
---|---|
対象従業員規模 | 全ての規模に対応 |
価格 | 初期費用;100,000円〜 月額費用;1ユーザー300円〜 |
HITO Link(ヒトリンク)
・人材データの一元管理により効果的なマネジメントを実現
・シンプルな料金体系
運営会社 | パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 |
---|---|
対象従業員規模 | 全ての規模に対応 |
価格 | 月額費用;1ユーザー500円〜 |
HR-Platform
・作業のアウトソーシングやコンサルティングサービスも提供
運営会社 | フォスターリンク株式会社 |
---|---|
対象従業員規模 | 250名以上 |
価格 | 要お問い合わせ |
タレントパレット
・人事評価以外にも、採用ミスマッチの防止や離職防止が可能
運営会社 | 株式会社プラスアルファ・コンサルティング |
---|---|
対象従業員規模 | 250名以上 |
価格 | 要お問い合わせ |
MINAGINE(ミナジン) 人事評価システム
・人事評価制度コンサルティングも提供
運営会社 | 株式会社ミナジン |
---|---|
対象従業員規模 | 全ての規模に対応 |
価格 | 月額費用;3万円〜 |
Resily(リシリー)
・OKR導入・運用コンサルティングも提供
運営会社 | Resily株式会社 |
---|---|
対象従業員規模 | 全ての規模に対応 |
価格 | 要お問い合わせ |
人事評価システムの選び方7ポイント
人事評価システムを選ぶ際には以下の7つのポイントを参考にしてみてください。
- 費用対効果
- 使いやすさ
- 評価方法
- 導入方法
- 導入にかかる期間
- 連携性
- サポート
以降で上記7つのポイントを深掘りして解説していきます。
①費用対効果
人事評価システムを導入することによる経営上のメリットはとても大きいものですが、それ以上に高いコストを要するシステムは除外すべきでしょう。
その際に基準にすべき点が「対象従業員規模」です。
多くのシステムではターゲットとする導入企業の従業員規模を決めて、開発・プラン設定を行なっています。
例えば、数百名規模の従業員数を対象にしているシステムを、従業員数が千名を超える企業が導入すると高く感じられる場合がほとんどです。
システムを導入することによって得られる経済的メリットと、システムの導入・維持費用を天秤にかけて決めるようにしてください。
②使いやすさ
自社にとって使いやすい人事評価システムを選ぶようにしてください。
その際に基準にしたいのが、「トライアル利用ができるか」という点です。
実際にシステムを利用することになる現場の担当者に、使ってもらい「直感的に使いやすい」と感じるシステムがいいでしょう。
③評価方法
対応している人事評価の方法も選定の基準にしてください。
評価方法には主に、
- コンピテンシー評価
- 目標管理制度(MBO)
- 360度評価
があります。
自社にとって最適な評価方法を調査し、導入する人事評価システムが対応しているか調べた上で導入を決めるようにしてください。
④導入方法
導入方法には大きく、以下3タイプがあります。
- クラウド ; 導入費用が安い、インターネットにつながれば端末と場所を問わずに利用できる、導入スピードが速い、カスタマイズ性が低い
- オンプレミス ; 導入費用が高い、利用できる端末を問わずに利用できる(外からのアクセスは不可)、導入に時間がかかる、カスタマイズ性が高い
- パッケージ ; 導入費用は比較的安い、インストールしたパソコンでしか利用できない、導入スピードが速い、カスタマイズ性が低い
それぞれ、上のような特徴を持ちますので自社にとって最適な導入方法を選択するようにしてください。
なお現在の主流はクラウド型です。
月額費用を支払うことですぐに導入・利用ができますので、圧倒的に手軽です。
⑤導入にかかる期間
導入に要する期間も事前に調べておきましょう。
導入するからには早く運用ができた方がいいはずです。
人事評価システムによって必要日数が異なりますので、各社の資料を取り寄せるなどして情報収集しておいてください。
ちなみに、導入スピードにおいては「クラウド型」に軍配が上がります。
⑥連携性
自社が既に導入している関連性の高いシステムとの連携の柔軟性も、気にしておきたいポイントです。
これから導入する人事評価システムに、従業員情報を一人づつ手入力で打ち込んでいては、かえって負担が大きくなります。
自社の従業員データベースと連携できる、人事評価システムであれば導入もスムーズにいくはずです。
⑦サポート
サポートの豊富な人事評価システムを選ぶようにしてください。
どんなシステムでもそうですが、導入したばかりのタイミングはわからないことがたくさん出てきます。
そのような時に「メール」「電話」「チャット」など多様なサポート体制を整えている企業から導入しておくと安心です。
また導入実績の豊富な人事評価システムを提供している会社は、ナレッジも蓄積していますので適切なアドバイスがもらえるはずです。
人事評価システムのメリット5つ
人事評価システムを導入するメリットは大きく以下の5つがあります。
- 人事評価にかかる時間の削減
- 本質的な仕事に専念できる
- 従業員個別の能力の一元管理
- 従業員満足度の向上
- 離職率の低下
以降で、詳しく解説していきます。
①人事評価にかかる時間の削減
これまで、Excelなどを用いてアナログな管理をしていれば、人事評価にかかる時間を大きく削減することができます。
人事評価に最適化されたシステムですので、手順に沿って入力すれば必要なデータが蓄積しますし、集計も面倒な計算式を組まずに一発です。
また、Excelファイルの場合にはファイルの管理にも時間を取られてしまいますが、人事評価システムでは必要なデータに一発でアクセスできます。
②本質的な仕事に専念できる
人事評価システムの導入によって、本質的な仕事に専念することが可能です。
Excelファイルや紙ベースの資料の管理やデータの検索に、無駄な時間を要している企業も多いのではないでしょうか。
システムの導入によって、本来必要な従業員への評価フィードバックなどのコミュニケーションやマネジメント業務に時間を使うことができます。
③従業員個別の能力の一元管理
従業員個別の能力を一元管理することで、適正な従業員配置が可能になります。
人事評価システムによって、従業員ごとの能力を一元管理・条件検索が容易になるためです。
例えば、新しくプロジェクトを立ち上げるとしましょう。
そのプロジェクトに必要な能力を持っている人材が一発で把握できれば、合理的な人事が可能になります。
④従業員満足度の向上
人事評価システムの導入によって、従業員満足度が向上します。
なぜなら従業員は公平かつ適正な評価を求めています。
人事評価システムによって管理・分析が容易になりますので、従業員に対して適正な評価が可能となります。
⑤離職率の低下
「4.従業員満足度の向上」とも重なりますが、離職率の低下も同時に期待できます。
能力が高い従業員であればあるほど、「やればやるだけ評価される」という”適正さ”を求めています。
人事評価システムの導入によって、適正な評価が可能となることから、離職率の低下にも貢献します。
人事評価システムのデメリット
人事評価システムにこれといったデメリットはありません。
ただし、従業員数がまだ少ないスタートアップやベンチャー企業の場合には、導入運用費用を上回るような効果が期待できるかよく検討した方がいいでしょう。
従業員数が少なければ、管理に対する手間や労力もまだ大きくはないはずです。
目安としては被評価者数が10名を超えたタイミングからが使いどきと言えます。
システムを提供する企業に相談の上、導入をするかどうか決めてみてください。
まとめ|人事評価システムで従業員が満足する仕組みを
人事評価システムとはどんな課題を解決するものなのか? また、人気システム11選のご紹介と、選定ポイントを解説してきました。
人事評価システムを導入することで、御社の人事評価が大きく効率化されるとともに、従業員の満足度も向上します。
以下リンク先より、人気の人事評価システムの資料を一括請求できますので、まずは情報収集から始めてみてください。