「GMOの電子契約サービス「Agree」には、どんな機能があるの?」
「他の電子契約サービスとの違いは?」
今、電子契約サービスを選ぶにあたり、情報収集しながらAgreeについて気になってはいませんか?
GMOのAgreeは魅力的な電子契約サービスです。
このページでは、Agreeの特徴や基本的な使用方法、導入事例について解説していきます。
電子契約サービスの選定や比較で悩んでいる人は参考にしてみてください。
GMOの電子契約サービス「Agree」とは?その特徴4つ
Agreeは、古くからインターネット業界で活躍しているGMOインターネット株式会社のグループ会社である「GMOクラウド株式会社」が提供する電子契約サービスです。
この点からも、Agreeは安心感のある電子契約サービスでしょう。
とはいえ、Agreeは具体的にどのような点で優れているのか知りたくはありませんか。
以下、Agreeの特徴についてご説明します。
1.セキュリティ面で安心
Agreeは、電子認証局「GMOグローバルサイン」と連携、グループ関係にもあり、電子証明書発行については折り紙付きです。
また、通信そのものを暗号化していますので、契約文書の改ざん予防対策も万全です。
情報漏洩は企業にとって大きな痛手となりますが、Agreeであれば、総務・人事・法務といった広い部署での仕事も安心して遂行できるでしょう。
2.認定タイムスタンプで、電子帳簿保存法にも対応
Agreeには、セイコーソリューションズ社の認定タイムスタンプが付与されていますので、電子帳簿保存法・e-文書法にも対応しています。
帳簿や決算書といった税務に係る書類を電子的に税務署に送ったり、保存したりするとき、そのデータを「証拠」として認めてもらうには、タイムスタンプが必須です。
タイムスタンプは、そのデータが改ざんされていないことを証明するために必要なものだからです。
その点、Agreeは安心です。
契約書などの書類をそのまま経理書類として活用する総務部にとって、「決算期に紙の書類が山積みで処理に困る」といった問題が解消されれば、時短に直結するでしょう。
3.3者(3社)以上で交わす契約にも対応
Agreeは、3社(3社)以上での契約にも対応しています。
たとえば、ひとつのプロジェクトのいくつかの部分をそれぞれ別の会社に依頼する場合、個別に契約書を交わすか、「甲乙丙丁表記」で少々ややこしい契約書を交わすことでしょう。
ですが、Agreeなら、ひとつの契約書で複数社以上と契約行為ができますので、契約書の管理がラクになります。
プロジェクト管理担当者や総務部の間での情報の混乱を予防できるうえ、契約書類をAgreeのストレージで管理できますので、「契約書の再確認」といった作業も短い時間でできるようになります。
4.電子サイン・手書きサイン・電子署名に対応
Agreeは、契約に必須のサインの種類が豊富で、「電子サイン」「手書きサイン」「電子署名(Businessプラン)」に対応しています。
電子サインは、メール認証+システムログで本人確認をするものです。
手書きサインは、文字通りスマホやタブレット上で契約者本人が氏名を自署することを指します。
電子署名は、電子認証局に届け出て暗号鍵を手に入れ文書に添付、間違いなく本人であることを確認するものです。
特に手書きサインはBtoC契約に便利で、「いつまでたっても契約書が返送されてこない」といった問題解消につながり、個人を相手にする業種の契約書類管理者にとって便利なものではないでしょうか。
そもそも、電子契約サービスってどんなサービス?
電子契約サービスとは、ネットを使い契約を結ぶためのサービスのことです。
紙ベースでの契約書は、「郵送や持参に時間がかかる」「印紙が必要」といったデメリットがあります。
その点、電子契約は、「メールや電子契約システム上で確認、署名ができる」「印紙は不要」といった点で有利です。
そのうえ、電子契約サービスではひな型が用意されていたり、自社作成のフォーマットを利用できたりしますので、契約書作成にかかる時間そのものも大きく短縮できます。
総務部・人事部・法務部のスタッフは、日々契約に関する業務に追われているかもしれませんが、電子契約サービスを利用すれば「時間短縮」「業務効率化」を実感できるでしょう。
電子契約サービスの詳細については、次のページをご覧ください。
契約業務に携わる方は、以下のような課題や悩みをお持ちではないでしょうか?「契約にかかる業務の効率化やコストを削減したい」「電子契約サービスの導入を検討しているが、自社にあったサービスが知りたい」電子契約サービスを導入する[…]
GMOの電子契約サービス「Agree」の料金プラン
では、Agreeの料金プランはどのようになっているでしょうか。
Agreeには3つのプランがありますので、それぞれ見ていきましょう。
※特に記載がない限り、1カ月当たりです。
【お試しFreeプラン/無料】
利用ユーザー数:1名
送信料:無料(電子サイン)
署名数:10件まで
- 電子サイン
- 手書きサイン
- Adobe認定証明書
- 長期署名/認定タイムスタンプ
- アクセスコード認証
- 署名者変更
- 署名順設定(順列か・並列か)
- フォルダ作成
- 文書検索(電子帳簿保存法に対応)
- 契約更新の通知
- 閲覧の制限(文書/フォルダ単位)
【Standard/10,000円】
利用ユーザー数:無制限
送信料:100円/1文書あたり(電子サイン)
署名数:無制限
※契約期間1カ月
- 電子サイン
- 手書きサイン
- Adobe認定証明書
- 長期署名/認定タイムスタンプ
- アクセスコード認証
- 署名者変更
- 署名順設定(順列か・並列か)
- フォルダ作成
- 文書検索(電子帳簿保存法に対応)
- 契約更新の通知
- 閲覧の制限(文書/フォルダ単位)
- テンプレート登録
- アドレス帳利用
- 差し込み文書の一括送信
- ユーザーグループの管理
- 文書情報項目の設定
- 役割/権限の設定
- 操作ログの管理
【Businessプラン/20,000円】
利用ユーザー数:無制限
送信料:100円/1文書あたり(電子サイン)・300円/1文書あたり(電子署名)
署名数:無制限
電子証明書:8,000円(年間)
※契約期間1年間
- 電子サイン
- 手書きサイン
- 電子署名
- Adobe認定証明書
- 長期署名/認定タイムスタンプ
- アクセスコード認証
- 署名者変更
- 署名順設定(順列か・並列か)
- フォルダ作成
- 文書検索(電子帳簿保存法に対応)
- 契約更新の通知
- 閲覧の制限(文書/フォルダ単位)
- テンプレート登録
- アドレス帳利用
- 差し込み文書の一括送信
- ユーザーグループの管理
- 文書情報項目の設定
- 役割/権限の設定
- 操作ログの管理
【オプション】
システム連携(API/Salesforce連携/kintone連携)
セキュリティ(SSO・SAML/IPアドレス制限/クライアント認証/ワンタイムパスワード)
Agreeの使い方
ここまでお読みになったら、「実際の使い方は?」と気になりますね。
ここでは、Agreeの使い方についてご説明します。
例としてStandardプランの操作方法を取り上げます。
- Agreeにログイン
- モニタ画面左上の「契約を締結」ボタンをクリック
- ドラッグアンドドロップないしは「ファイルを選択」で、送信したい書類をアップロードする
- 送信先情報や文書情報など、書類送信に関係する情報をフォームに入力
- 送信
アップロードできるファイルは、PDF/Word/Excel(保護されていない・パスワードなしのもの/上限20MBまで)です。
Agreeにアップロードすることで、WordやExcelファイルは自動的にPDF化されますので、日ごろ使用しているフォーマットもそのまま活用できます。
※Agreeに限ったことではありませんが、PDF化の際、書式が崩れる可能性があります。
アップロード後に「文書情報の入力」画面が現れますが、ここでほとんどすべての文書管理操作ができます。
- 文書情報(文書名や担当者)
- 各種設定(格納するフォルダや署名方法、送信先、アクセスコードの設定など)
また、最終段階の「署名位置の設定」では、事前に登録した印(ハンコの画像)を書類上の好みの位置に押すことができます。
相手方には印鑑を求めず、サインでよい書類ならば、事前に相手方氏名欄にフリーテキストエリアを作成しておきます。
いずれにしても、ほぼ直感的に使えるのが、Agreeの特徴と言えるでしょう。
Agreeのメリット
Agreeは、手書きのサインにも対応しています。
相手が個人のときでも、気軽に利用できます。
フリーランスとの契約が多い場合、AgreeのStandard版を利用すれば、相手にAgreeとの契約を求めずに済むこともAgree導入のメリットといえるでしょう。
Agreeのデメリット
Agreeを使って、より厳格な契約(相手にも電子署名を求める契約)を交わす場合、お互いにAgreeのBusiness版を契約しなければならない点がデメリットとなります。
また、そもそも「電子契約サービスに懐疑的」な相手の場合、電子契約そのものについて理解してもらう必要がありますので、その点でも少々苦労するかもしれません。
Agreeの運営会社概要
では、Agreeを運営している会社はどこで、どのような規模なのでしょう。
- 会社名:GMOクラウド株式会社
- 代表者名:青山満
- 資本金:9億1,690万円
- 従業員規模:社員916名・アルバイト33名
- 所在地:東京都渋谷区桜丘町26-1セルリアンタワー10階
- 設立年月日:平成5年12月
Agreeの導入している企業実績
ここでは、Agreeを導入している企業をチェックしておきましょう。
- 株式会社ティップネス
- 株式会社サカイ引越センター
- 株式会社ビジネス・ブレークスルー
- ソフトブレーン株式会社
- サン電子株式会社
上はAgreeを導入している企業の一部ですが、「契約書類の多さで時間がとられてしまう問題の解消」「サインで契約完了する便利さ」を目的に利用中です。
Agreeの口コミ・評価
では、実際にAgreeを使っている企業の評価について取り上げてみます。
あなたの目指す導入効果と似ているものはあるでしょうか?
2,000人のインストラクターと、20パターンにもわたる契約書を交わす工数が減りました。
Agreeに切り替えてから、3人で契約の管理ができています。
これまでは契約書の作成や他部門のチェック、押印を済ませ、契約している倉庫に預け入れしていましたが、このような手間や費用がかからなくなったのでとても助かっています。
出典:https://www.gmo-agree.com/customer-stories/tipness.html
保育園・幼稚園運営会社さま約3,000社と契約を結んでいますが、紙ベースの契約書と電子契約を一元管理するためにAgreeを導入しました。
情報をまとめておける仕組みを探しているなかでAgreeを見つけましたが、契約書作成・管理の時間や印紙費用の削減とともに改ざんリスク低減が図れています。
出典:https://www.gmo-agree.com/customer-stories/nextbeat.html
契約書を印刷する手間がないので、事務業務を効率化できております。
また、会社のシステムと連携させることによって顧客情報に契約書関係もろもろが紐付けられるのでお客様からのお問い合わせなどの際に素早く確認ができ非常に助かっております。
出典:https://www.itreview.jp/products/agree/reviews#review-36874
Agreeとよく比較される類似サービス6つ!あのサービスとの違いは?
電子契約サービスは、電子契約にまつわる法の整備とともに増えてきています。
Agreeだけでなく、他のサービスも見てみたいのではないでしょうか。
ここからは、類似のサービスを取り上げていきますので、Agreeと比較してみてください。
クラウドサイン
クラウドサインは、「弁護士ドットコム」が運営している電子契約サービスです。
主要な電子契約サービス内で約8割のシェアをもつとされていますが、それは法を知り尽くした弁護士ドットコムの運営しているサービスだからでしょう。
また、UIは直感的に使えるようにデザインされていて、その実績は2018年グッドデザイン賞ベスト100に選出されたことが証明しています。
電子契約に限らず、業務効率化のためのツールを探している企業にとっても、「とっかかり」を得られるはずです。
クラウドサインについてもっと知りたい方は、次のページも参考になさってください。
「クラウドサインに興味があるけど、どんなもの?」「クラウドサイン導入のメリットとデメリットは?」あなたは今、このようにお悩みではないでしょうか?この記事では、クラウドサインがどんな特徴を持っているのかを解説します。[…]
BtoBプラットフォーム契約書
BtoBプラットフォーム契約書は、BtoBに特化した様々なプラットフォームを提供している株式会社インフォマートのサービスです。
BtoBの特殊性をサポートして20年以上の同社提供ですので、見積もりから契約、請求までの流れを一貫して管理できるのがBtoBプラットフォーム契約書のよさとなっています。
UIも優れていて、「せっかく導入したのに使いこなせない」ということもないでしょう。
BtoBプラットフォーム契約書の詳細については、ぜひ次のページもご覧ください。
E-STAMP
E-STAMPは、契約の相手が個人の場合も使いやすい電子契約サービスです。
手書きサイン、メール認証、電子証明書に対応していて、どんな相手でも契約書を交わしやすいよう設計されています。
特筆すべきこととして、手書きサインだけでは身分確認ができないとき、免許証などの画像添付機能を使えることがあります。
もし、法的なチェックが必要となるとき、「専門家一括見積サービスSHARES」を利用すれば、リーガルチェック委託も可能です。
E-STAMPについてさらに知りたいときは、次のページもご覧ください。
NINJA SIGN
NINJA SIGNは、テンプレート登録数無制限の便利な電子契約サービスです。
これまで使ってきた各種契約書をそのまま使えますし、相手によってフォーマットを使い分けているという企業には、大きなメリットがあるでしょう。
契約有効期限管理機能がありますので、「気が付いたときには契約関係が切れていた」といった失敗もありません。
導入にあたっては、しっかりとしたサポート体制で支えてもらえます。
NINJA SIGNの詳細については、次のページもご参考になさってください。
Holmes
Holmesの大きな特徴は、数あるプロジェクト単位で交わす契約書とタスクとを同時に管理できることです。
また、契約フローを一括管理、マネジメントできることも魅力でしょう。
契約にまつわる情報共有も可能で、「以前に似た契約書はなかったか」という検索もできますので、社内で生じる問い合わせの時間も削減できます。
これまで使ってきたフォーマット利用可能、そしてHolmesの提供する300以上のテンプレートもありますので、適したものを選びやすいのもメリットです。
Holmesの詳細は、次のページでもご確認いただけます。
GMOの電子契約サービス「Agree」について、おさらい
Agreeは、セキュリティ面でも、契約書の作成・管理面でも、とても魅力的な電子契約サービスです。
特に、電子契約において重要な電子署名やタイムスタンプに関しては、国内シェアトップのGMOグローバルサインと、セイコーソリューションズ社との提携をしていて安心です。
日本において20年以上、ITインフラ事業者としての実績をもつGMOクラウド社提供のAgreeは、特に厳格なガバナンスに注目している企業におすすめの電子契約サービスといえるでしょう。
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