- FAXを使うことは減ったので、手放そうか迷っている
- FAXを持っていないけれど、突然仕事で必要になって困っている
こんなときは、eFaxを使えば問題を解決できる可能性があります。
メールの普及でFAXを使うことは減ってきましたが、ときと場合によりFAXが必要となることがあります。また、業種によっては、まだまだFAXの利用が一般的ですが、用紙が高い・場所に縛られるという課題があることでしょう。
今回は、
- eFax(イーファックス)の特徴・デメリット
- eFax(イーファックス)の利用料金や使い方
- eFax(イーファックス)の評判
などについてご説明します。
Faxの利用に関して悩みがあるなら最後まで読んでください。eFaxがあなたのビジネスに役立つかどうか理解できるようになります。
eFax(イーファックス)とは?その特徴3つ
まず、eFaxの持つ特徴を解説します。特徴を知れば、突然Faxが必要になったときに便利に活用できるか、現在FAXを使っていてこれからもFAXを利用しなけなければならないときに役立つかどうかわかるでしょう。
1.月額利用料金内で150ページまで送受信できる
eFax(イーファックス)は、1,650円の月額利用料金内で送信/受信それぞれ150ページまで使えます。
それを超えても1ページあたり税込み11円で支払えますので、「規定ページ数を超えてしまった」「使えなくなるのでは」という不安はありません。150ページ未満、もしくは150ページ前後で推移しているなら、eFaxを検討してみるのもいいでしょう。
※1ページごとの料金は国内通信分。海外は別料金
2.日本全国主要都市の市外局番/050に対応
eFax(イーファックス)では、全国主要都市の市外局番、もしくは050から始まる番号対応です。
東京03や大阪06の番号の取得に対応したサービスはいくつかありますが、地元密着型企業の場合はやはり地元の番号を使いたいと思うことでしょう。その点、eFaxは各県主要都市の市外局番が利用できますので安心です。
また、購入が必要ですが「050」で始まる番号も使えます。個人事業主で自宅や事務所の転居が考えられるとき、FAX番号も変わる可能性を視野に入れておかなければなりません。
また、2020年からのコロナ禍から、オフィスを移転する動きもありますが、その場合も番号は変わってしまいます。eFaxを通じて050から始まる番号を購入しておくと、日本国内での転居・移転も安心です。
このように、eFAXはどのような状況においても使えるように番号を取得できるようになっています。
3.専用スマートフォンアプリで、外出先でもFAXを使える
eFax(イーファックス)では、専用のスマートフォン(タブレット)アプリを用意していて、それを使うことでいつでもどこでもFAXの送受信(内容確認)ができます。受信したFAXの内容をスマートフォンで閲覧できますし、スマートフォンで撮影した資料をアプリ使用で送信可能ですので、場所に縛られないという利便性があります。
これまでは社内のFAX機でしか受け取れない/送れない、外出先から送信したいときはコンビニエンスストアに駆け込むというわずらわしさがありましたが、eFaxならその手間も不要です。また、届いたFAXにはDMもまぎれていることでしょう。
eFaxアプリなら、内容を確認し、不要なデータはそのまま削除すればいいので、無駄な紙やインク(トナー)を使うこともありません。パソコンのメールを送受信に利用できますので、端末を問わない点も嬉しいポイントです。
そもそも、インターネットFAXってどんなもの?
インターネットFAXとは、固定回線(電話)を使わず、ネット回線を利用しFAXの送受信を行うものです。
このことから、従来のFAX機や複合機のある場所に縛られることなく、ネットにつながったパソコンやスマートフォンでFAXのやりとりができるという大きなメリットがあります。だんだん減少してくるFAXの利用率に対し、FAX機を維持しなければならないのかという悩みを持つ企業も増えていることでしょう。
このようなとき、インターネットFAXはとても便利です。おすすめインターネットFAXの比較や、注意点・選び方については以下の記事もご覧ください。
FAXにかかるコストを削減したい 急遽、ファックスの利用が必要になってしまった テレワークに使えるインターネットFAXは?あなたはこのような悩みや疑問をお持ちではないでしょうか?インターネットの普及により[…]
インターネットFAXは、番号そのまま使うことができない
インターネットFAXは、現状、どのサービスにおいても番号をそのまま利用することはできません(ナンバーポータビリティ不可)。
もし、従来のFAXからインターネットFAXに移行する場合には以下の方法があります。
- インターネットFAXで取得した番号を取引先に伝える
- 複合機の転送機能を使い、インターネットFAXの番号に転送する
前者であれば、完全に従来のFAXをやめることができ大幅なコストカットができるでしょう。しかし現実的ではないと考える方も多いはず。
その場合、FAX機器・複合機に転送機能がついていれば、インターネットFAXの番号に転送することで受信できます。
インターネットFAXは、テレワーク普及により導入が増えている
インターネットFAXの利用は、場所や端末にとらわれないという、その性質からテレワークが普及してきた2021年4月時点で導入が増えています。
電話回線でFAX機や複合機に繋いで送受信する従来のファックスの場合には、どうしても場所が縛られてしまいます。しかし、インターネットファックスであれば、自宅やカフェ、コワーキングスペースなどで自分のパソコンやスマホからFAXの送受信ができるため、テレワークとの相性が抜群なのです。
また、河野大臣は霞ヶ関の各省庁で利用しているファックスを廃止を目指すと発表しました。このことから、「脱ファックス」の動きは今後ますます進むことが考えられますが、まだ当面は業種によって残り続けることが予想されるため、インターネットFAXは導入が増えていくことが予想されます。
eFax(イーファックス)の登録時本人確認書類と利用料金、使い方、解約方法
eFAXの利用料金や支払い方法、使い方、解約方法といった部分をご説明していきます。
eFAX登録時に必要な本人確認書類
eFAXに登録する際には、以下の本人確認書類の提出が必要です。
法人で申し込む場合
- 登記簿謄(抄)本、または印鑑証明書
- ご担当者様の保険証(所属法人名が記載されたもの)
※上記両方。登録担当者が代表者の場合には、保険証は不要
個人で申し込む場合
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード・マイナンバーカード
※上記のいずれか
eFAXの利用料金や支払い方法
eFAXの登録手数料(初期費用)と月額料金は以下の通りです。
- 登録手数料;1,100円
- 月額利用料;1,650円(年払いの場合;19,800円)
eFAXの場合、月間の送信・受信ともに150ページまでは料金内に含まれています。150ページを超えた分に関しては、1ページにつき11円が従量制でかかります。
月間150枚ですので、1日5枚以下の送受信数の場合には追加料金はかからずに利用できます。
利用料金の支払い方法
eFAXの利用料金支払い方法は、以下の方法があります。
- クレジットカード
- 口座振替
- 銀行振込
多彩な代金支払い方法が提供されていますので、利用に際して困ることも少ないでしょう。
eFAXの使い方
eFAXの送信・受信それぞれの使い方は以下の通りです。
eFAXの送信方法
「eFAXで送信できない」という問題は多くの場合、相手先のFAX番号末尾に+@efaxsend.comをつけ忘れていることが多いようです。これはインターネットFAX独自の送信方法ですので、利用前に覚えておきましょう。
- eFAXのログイン(パソコン、スマホ、タブレット)
- 「相手のFAX番号+@efaxsend.com」で送信する
- 送信完了したら「送信完了メール」が届きます
eFAXの受信方法
eFAXの受信方法は簡単です。eFAX登録時のメールアドレス宛に、「受信のお知らせ」のメールが添付ファイルとともに届きます。それを開くことでFAX文書を閲覧することができますので非常に簡単です。
eFAXで使用できるファイル形式
eFAXの送信・受信に対応したファイル形式が以下の通りです。
- DOC/DOCX(Microsoft Word)
- XLS/XLSX(Microsoft Excel)
- PPT/PPTX(Microsoft PowerPoint)
- GIF
- JPG/JPEG
- TIF/TIFF
- PNG
多様な形式に対応していますので、いちいち変換したりしなくても送信・受信ができて便利です。
eFAXの解約方法
eFAXログイン後に表示されるヘルプページ内にて、解約手続きが可能です。
eFaxの登録から利用料金、使い方、解約までの概要をお伝えしてきました。
固定電話回線は、家庭用なら最低月額料金が2,000円程度、事務用なら約3,000円かかるうえ、FAXを使用するたびに通信費用や用紙、インク(トナー)が必要です。それに対し、eFaxなら月額利用料金のなかに送受信コストが含まれていますし、必要なものだけプリントすればよいので、大幅にコストカットができます。
eFax(イーファックス)のメリット
eFaxを利用するメリットは、「メールを使ってFAXの送受信ができる」「規定枚数(150ページ)内なら月額利用料金が固定」「スマホアプリを使えば、外出先でもFAXを使える」という点です。
パソコンやスマートフォンで閲覧するのに困る分のみプリントアウトすればいいので、用紙やインク代も最小限に抑えられます。資料をPDF化しなくても、WordやPowerPoint、Excelなど各種ドキュメント形式で直接送れるというところも、便利なポイントとして挙げられます。
eFax(イーファックス)のデメリット
eFaxの導入に関しては、デメリットはないといってもいいでしょう。まずは無料トライアル期間30日があり、試しに使ってみることができますので、自分の運用方法に合うかどうかを確認できます。
もしもトライアル期間内で「合わない」と思えば、そこで契約停止すればよいだけです。ただ、トライアル申し込み時点でクレジットカード情報が必要で、ページ上限を超えたときや、トライアル期間が終了した時点で自動的に契約となり課金される点には注意をしてください。
eFax(イーファックス)の運営会社の概要
ここからは、eFaxサービスを提供している企業情報を見ていきましょう。
- 会社名:j2 Global Japan有限会社
- 代表者名:江森芳隆
- 資本金:不明
- 従業員規模:不明
- 所在地:東京都千代田区鍛冶町2丁目2番2号神田パークプラザ5階
- 設立年月日:不明
j2 Global Japan有限会社は、世界各国でeFaxを提供している「j2 Global」の日本法人で、関連会社と共に運営されています。同社は、「多くのFAX番号の保有」「FAXとメールの融合」「速く安心の通信ネットワーク」により、eFaxの利用者を増やし、現在では1,100万人以上のユーザーを有することとなりました。
特許取得済ファイヤーウォールにより通信の安全性を担保していますし、テクニカルサポート部門を置くことで、有料ユーザーに丁寧なケアを提供してもいます。
eFax(イーファックス)を利用している主な業種
従来のFAXからeFaxに乗り換え、大きなメリットを得ている業種はどのようなものでしょうか。
- 不動産業
- 調剤薬局
- イベント運営
- テレビ/ラジオ局
- IT系企業
- 芸能事務所
など
いずれも、「場所に縛られずFAXを使いたい」「複数の担当者でFAX情報を共有したい」と考えていると想定できます。また、あまり考えたくはないことですが、自然災害や火災といったトラブルにより紙ベース情報が失われるリスクを考えると、データで残せるeFaxは大きな利便性を持っているといえます。
さらにいうなら、個人事業主や立ち上げたばかりの少人数の企業の場合、常に事務所に人がいるとは限りません。ネットにつながったパソコンでもスマートフォンでも使えるeFaxは、事業規模に応じた使い方ができる点も多くの利用者を引き付けて離さないのでしょう。
eFax(イーファックス)の口コミ・評判
では、実際にeFax(イーファックス)を利用しているユーザーの感想を、Twitterから引用します。eFaxにどんな印象を抱いているのでしょうか。
FAXがなくせないなら、eFAXにしたら立ち上がらなくていい。
メールから使える。#wbs— もい (@moipuku) April 12, 2021
私はeFax入れてます。
外出先でもデータで見れるので。— 鳩いっぱつ@行政書士兼業大家 (@hato_ippatu) April 2, 2021
字が下手だし、書くのが苦手。
私にとってFAX照会はとっても苦😅
そんな私が使っている便利アプリ3選①Scanner Pro
②PDF Expert
③eFAXつまり①紙を電子化して②加筆して③アプリからFAX送る ってことです😇#福祉用具専門相談員のiPhoneとiPad活用講座 #ITケアマネ
— Hiroyuki Fujita / ICTで多職種連携 (@fujiemon0903) April 1, 2021
eFaxで届いた書類をGoodnotes5で書き出す→Applepencilで書き込み→eFaxで返信。所要時間5分。最高✨
— 寺島 由佳@神戸の行政書士 (@tessy_kobegs) March 27, 2021
eFaxユーザーの多くは、「メール感覚でFAXを使える」「どこにいてもFAXを受け取れる」という点に魅力を感じているようです。中にはタブレットを使い、送られてきたFAXにメモ加筆し、それをeFaxで返信するという使い方に利便性を見出している人もいます。
eFaxは、まさに「FAXとメールのいいとこ取り」といえるのでしょう。
eFax(イーファックス)について、おさらい
eFaxは、月額利用料金が定額制、ネットにさえつながればパソコンでもスマートフォン(タブレット)でもFAXを送受信できるというサービスです。イメージはまるでメールで、受け取ったFAXデータは複数人で共有することも可能ですので、「連絡モレ」の予防にも役立ちます。
従来のFAXに不便を感じている、短期間にFAXを何台か増設したいと考えている企業にとって、eFaxはとても有利なのではないでしょうか。
eFAXは30日間、無料で使えます。まずは、使い心地を体感してみてください。