「BtoBプラットフォーム契約書の導入にデメリットはない?」
「BtoBプラットフォーム契約書は自分の会社にマッチする?」
電子契約サービス選びをしていて、BtoBプラットフォーム契約書が気になっていませんか?
BtoBプラットフォーム契約書は評判のいい電子契約サービスです。
このページでは、BtoBプラットフォーム契約書の特徴や使い方、メリット・デメリットを解説します。
読み終える頃には、BtoBプラットフォーム契約書についての基本的な知識が得られていることでしょう。
BtoBプラットフォーム契約書とは?その特徴3つ
BtoBプラットフォーム契約書とは、文字通り企業間の契約書に特化した電子契約サービスです。
特に外食チェーンで使われることの多いBtoBプラットフォーム契約書ですが、2019年には建設工事請負契約にまつわる「グレーゾーン解消制度」においても適法と認められる実力を持っています。
※グレーゾーン解消制度=各種規制をする省庁によって、新規事業及び新サービスが規制に抵触しないかどうかをチェックされ、問題の有無を確認すること
では、BtoBプラットフォーム契約書の特徴を解説します。
1.見積もりから受発注書、請求書までの帳票をすべて管理
BtoBプラットフォーム契約書では、契約にまつわるすべての書類を1つにまとめ、一連の流れとして管理できます。
各種書類を受発注者間で共有し、必要なときにはコメントを入れて差し戻したり、契約書に関連する他の書類と紐づけして裏付けを明確にしたりできます。
これは、契約を交わす上で必要なステータスの管理と求められる情報を一括管理できるということですので、「モレ・抜け」予防に役立ってくれるでしょう。
これまで、「お互いに情報共有が上手くいっていなかった」という総務や法務のスタッフの悩みを大幅に削減できます。
2.取り扱えるファイル形式が多い
BtoBプラットフォーム契約書の大きな特徴のひとつに、多くのファイル形式が取り扱えるという点があります。
基本的にアップロードできるのはPDFとWordです。
ですが、添付ファイルとして利用できるのが、Excel、csv、PowerPoint、txt、zip、jpg、jpeg、png、gif、bmpです。
業種によっては、契約に必要な書類が多く、電子契約サービス利用ができないのではないかと悩んでいたかもしれません。
BtoBプラットフォーム契約書なら、その心配を払拭してくれるでしょう。
3.改ざんリスク・情報漏洩リスクが低い
「どこかで書類が改ざんされるのではないか」という心配を取り除いてくれるのが、BtoBプラットフォーム契約書です。
通常、改ざん予防のために必要な電子署名とタイムスタンプに加え、BtoBプラットフォーム契約書ではブロックチェーン技術を取り入れています。
センシティブな情報を取り扱わなければならない契約シーンにおいて、BtoBプラットフォーム契約書は大いに役立ってくれるはずです。
そもそも、電子契約サービスってどんなサービス?
電子契約サービスとは、これまで紙ベースの書類で行っていた契約行為をオンラインで行い、時間短縮を目指すものです。
これまでの契約方法では、契約書作成、製本、発送、相手方の確認、返送と、かなりの時間がかかっていました。
また、印紙貼付が必要ですので、多くの会社や個人と契約を結ばなければならない企業の場合、印紙のコストも大きなものです。
契約そのものをスピーディーに締結、かつ契約書作成にまつわる費用を大幅に削減できるのが電子契約サービスです。
電子契約サービス比較表や、各社の特徴については以下記事もご覧ください。
契約業務に携わる方は、以下のような課題や悩みをお持ちではないでしょうか?「契約にかかる業務の効率化やコストを削減したい」「電子契約サービスの導入を検討しているが、自社にあったサービスが知りたい」電子契約サービスを導入する[…]
BtoBプラットフォーム契約書の料金プラン
では、BtoBプラットフォーム契約書にかかる費用について見ていきましょう。
プランごとに、利用料金と使える機能をご説明します。
※特に記載がない限り、1カ月当たりです。
【フリープラン/無料】
ユーザー数:無制限
電子保管(自社での保管):3件
機能:参照者設定 / 期限切れアラート / 押印
BtoBプラットフォーム契約書フリープランでは、次のようなことができます。
- 電子契約を結びその書類を自社で保管できる
- 書類を参照できる担当者を設定し、他の人の目に触れないようにできる
- 契約が切れる前にアラート通知を受けられる
- 契約書類に押印できる
- 【オプション】ワークフロー機能と連携させれば、社内稟議にも対応でき、ミスを減らしたり、プロセス進捗状況を確認したりできる
まずはBtoBプラットフォーム契約書を使ってみたい、利用件数が少ないので多くの機能を必要としないときにおすすめのプランです。
【シルバープラン/10,000円~】
ユーザー数:無制限
電子契約:50円/1通
添付ストレージ:10GB
電子保管(自社での保管):3件
機能:添付機能 / 参照者設定 / 期限管理 / 期限切れアラート / 押印 / 一括アップロード(電子契約のみ)
BtoBプラットフォーム契約書シルバープランでは、フリープランの機能に加え、次のようなことができます。
- 契約書に他の書類を添付できる
- 契約書の参照・編集・自社保管する担当者を決められる
- シルバープランで利用できるストレージに電子契約を一括でアップロードできる
BtoBプラットフォーム契約書の便利さが理解できたのでさらに多くの機能を使ってみたい、書類を編集・管理する担当者を決めておきたいというときにおすすめのプランです。
【ゴールドプラン/30,000円~】
ユーザー数:無制限
電子契約:無料(100通まで・101通~50円/1通あたり)
添付ストレージ:50GB
電子保管:無制限
機能:添付機能 / 参照者設定 / 期限管理 / 期限切れアラート / 押印 / 一括アップロード
BtoBプラットフォーム契約書ゴールドプランでは、シルバープランの機能に加え、次のようなことができます。
- 自社での電子保管の制限がなくなる
- 電子契約以外の書類も、ゴールドプランで利用できるストレージに一括アップロードできる
契約書だけでなく、それに付随する書類もまとめてアップロードして管理したい、各書類を自社サーバーでも管理したいというときにおすすめのプランです。
ワークフロー機能
BtoBプラットフォーム契約書には、オプションとして「ワークフロー機能」があります。
【無料プラン/無料】
・3ライセンスまで
【有料プラン/1ライセンス300円】
・10ライセンスから利用可能
・10ライセンスで、10GBのストレージが利用可能(ライセンス数で容量が異なる)
ワークフロー機能を追加すれば、上のフリープラン部分ででご説明したとおり、社内稟議もスムーズになります。
「申請 / 差し戻し / 却下 / 承認ルートの管理」といった機能を備えていますので、書類を抱えて上長に確認に行く、印鑑をもらうといった手間が大幅に削減できます。
BtoBプラットフォーム契約書の使い方
では、具体的なBtoBプラットフォーム契約書の使い方をご紹介しましょう。
「導入しても活用できないかもしれない」という不安を取り除くために、ぜひご覧ください。
- 契約書類をアップロード
- あらかじめ登録しておいた相手(送信先)を選ぶ
- 「送信する」ボタンをクリック
- 相手方がその契約書を見て、「承認する」ボタンをクリック、締結完了
まず事前に各種書類を用意し、BtoBプラットフォーム契約書にアップロードします。
書類が複数にわたる場合、zipファイルにすると便利です。
アップロードが完了したら、相手先を選んで送信します。
送信は、書類確認画面の右下に出る「送信する」ボタンをクリックするだけです。
相手方はファイルを確認、必要に応じて画面内の「メッセージを送る」ボタンをクリックし、送信者に契約内容に関する質問/相談ができます。
内容に問題がない、もしくは内容に関する問題が解消されれば、契約の相手方は「承認する」ボタンをクリックし、そこで契約締結となります。
BtoBプラットフォーム契約書のメリット
BtoBプラットフォーム契約書を導入するメリットは、「契約相手の理解を得やすい」という点にもあります。
2020年現在、30万社以上の企業がBtoBプラットフォーム契約書を導入しています。
また、BtoBプラットフォーム契約書利用企業を利用している企業から招待(BtoBプラットフォーム契約書利用を促される)を受けた側は、無料IDの取得で利用を開始できます。
相手に有料プランの契約を無理強いしなくて済む点も、BtoBプラットフォーム契約書の大きなメリットといえるでしょう。
BtoBプラットフォーム契約書のデメリット
BtoBプラットフォーム契約書を利用するデメリットは、特に見当たりません。
強いて挙げるとするなら、「どうしても紙での契約書を交わしたい」というニーズに応えるとき、紙書類をスキャンして担当者自身でBtoBプラットフォーム契約書にアップロード(保管)しなければならないという点です。
ですが、これはBtoBプラットフォーム契約書に限ったことではありませんので、さほど大きなデメリットとはいえません。
また、タブレットやスマートフォンに対応していない点も挙げられますが、BtoBのサービスですので、大きなデメリットとはなりません。
BtoBプラットフォーム契約書の運営会社概要
BtoBプラットフォーム契約書の運営会社はどのような企業なのでしょうか。
- 会社名:株式会社インフォマート
- 代表者名:長尾收
- 資本金:32億1,251万円
- 従業員規模:496名
- 所在地:東京都港区海岸1-2-3汐留芝離宮ビルディング13階
- 設立年月日:1998年2月
株式会社インフォマートは、「BtoBプラットフォーム契約書」だけでなく、他のBtoBプラットフォーム(商談/企画書/受注書/請求書/見積書)を展開している企業です。
しかも、1998年からBtoBに特化したサービスを展開し、BroBに精通しています。
BtoBプラットフォーム契約書は、同社が創業時に手掛けた「食品を売り込みたい販売者と百貨店など大型店舗とを結ぶビジネス」がもとになり、上記の各種プラットフォーム展開を経たのちにリリースされたものです。
BtoBプラットフォーム契約書の導入している企業実績
BtoBプラットフォーム契約書を導入している企業には、どのようなところがあるのでしょう?
- クリナップ
- 産経デジタル
- JTビジネスコム
- 日本ケアコミュニケーションズ
- ニッセングループ
- 玉野総合コンサルタント
- 岡﨑組
上記は導入企業の一例ですが、「ひとつの契約に多くの書類が必要」「BtoCではないのに多くの相手との契約行為が必要」という特徴が見て取れます。
BtoBプラットフォーム契約書の口コミ・評価
では、BtoBプラットフォーム契約書を利用中のユーザーの評価を見てみましょう。
BtoBプラットフォーム契約書ですね。
決めては色々あるんですけど、ワークフロー機能ですかね。
社内決裁後でないと締結できないのが重要だったので。
あと元々BtoBプラットフォーム請求書のユーザーなのもありますね。
ITインフラ運用に必要な人材(個人事業主)約200人との契約を、3カ月更新で交わしています。
四半期ごとに大量の紙の契約書を作成していましたが、印刷・製本・上司の押印など大量の作業が発生。
契約書が返送されてきたか、その契約書にサインや捺印があるかといったチェックにも多くの時間が必要でしたが、BtoBプラットフォーム契約書なら、「こんなにかんたんでいいの?」と気になってしまうくらいラクになりました。
参考(要約/意訳):https://www.infomart.co.jp/case/0116.asp
クラウドで契約が終わることは非常に楽です。通常だと相手との調整、封筒が届いたかどうかの確認、返送などがなくなります。
契約締結における時間は手間、準備、管理コストなどが大幅に減った。また、引き継ぎをするときにどこに何があるかも検索ができるのでかんたん
参考:https://www.itreview.jp/products/btobplatform-keiyakusyo/reviews#review-23692
BtoBプラットフォーム契約書について、おさらい
BtoBプラットフォーム契約書は、契約書作成から契約相手との条件すり合わせ、契約書締結までの情報を一括管理できる利便性があります。
また、社内の稟議フローも蓄積できますので、プロセスの振り返りができ、決裁までスピーディーに行えるのも大きなメリットです。
BtoB契約ならではの問題を最低限にまで減らせることが、BtoBプラットフォーム契約書の特徴です。
あなたのビジネスがBtoBなら、一度は検討してみたい電子契約サービスではないでしょうか。
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